長い夜(入院日記その5)
初めての大きな手術での入院生活も慣れて参りました。
そんななかでふと感じたことのひとつに、家で過ごす時と、入院で過ごす時の夜は、なんだか夜の長さ、朝のありがたさが違う、ということ。
21時消灯
23時、1時、3時の夜勤の看護師さんによる見回り
断片的な夜
長い夜
術後二日間お世話になったHCU(高度治療室)での夜は、寝返りどころか身体の向きも変えられず、断片的な浅い眠り
全身麻酔下で気道を確保するために喉に入れた管の名残で痰や咳をしたくなっても、咳を少しするだけで痛むお腹の傷
自分でできることといえば、咳き込みそうになるたびにお腹に手を添えて、なるべく咳を小出しに、最小限にする苦心
遠くに絶えず聞こえてくる苦しそうな咳を聞いてその方の苦しみを思う心
夜が明けて朝が来ると、明かりが入り、空気が動き、看護師さんたちやお掃除スタッフの方が活発に働かれる様子が伝わり
それまでたちこめていた夜の重さが消え去ります。
ありがたい。
朝が来るってありがたいな。
健全な空気ってありがたいな。
そんなふうに感じるのも、こうして入院してみて改めて気づいたこと。
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