ペチカ
築六十年のStudio26には建設当初からペチカがあります。
ペチカって、名前は知っていても、なかなか見ないものではないでしょうか。
この煉瓦を積んだ壁のなかに暖房の配管が通っていて、レンガがじんわり温まります。
下の幅が厚いところまでがペチカで、上のレンガはただの壁だと思います。
レンガの上には大理石を敷いた棚になっていてレトロな本などを並べています。
Studio26の前身、Cafe Studio26マスターが幼少期暮らしたこの家が建った頃は、この煉瓦の壁の裏に石炭の焚き口があって、そこに石炭をくべていたそうです。
Studio26の玄関の隣には勝手口がありますが、その横が石炭庫だったそうで、購入した石炭を勝手口から石炭庫に入れてストックして、そこからペチカに石炭を都度運んで燃やしていたそうです。
昭和三十年代から四十年代のことだとか。
その後、火力は石炭じゃなく、石油ストーブに代わって、焚き口もペチカ裏ではなくペチカ横になっていまのStudio26のペチカになっているそうです。
ペチカ横のペチカ席は冬はじんわり温かい特等席です。
上の写真はメインルーム、ペチカの火が向いている方にはステージコーナーになっています。
ピアノにペチカの石油ストーブの火が写っています。
ちょっと幻想的。
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